【本記事本文4159字】
ロストカットという強制執行。
順風な陸マイラー生活だった1年目の最後にそれは起こりました。
経緯と損害額を公開しつつ、ロスカットやマージンコールというシステムについて説明します。
- ロスカットを食らう経緯「8.5円/ランド」
- ロスカットが執行される瞬間「9.2円/ランド」
- ロスカットは最後の砦
- 実際のロスカットまでの流れ
- 【公開】ロスカットで資産はいくらに??
- 【総括】FXで負けた金は陸マイラーで取り戻す!
ロスカットを食らう経緯「8.5円/ランド」
ポイントサイト経由でFX口座を開設する案件ほぼ食いつくしたので、既開設口座で普通に短期取引をして遊んでいました。
高く上がれば売って、安く下がればキープや買い足して・・・
みたいな感じです。
初めは米ドル/円で遊んでいたんですが、先日南アフリカランドでスワップポイント狙いの記事を公開しました↓↓
そんな経緯もあり、南アフリカランドで、スワップではなく、短期売買で遊んでいました。
そんな矢先、南アフリカランドが異常に上がり出したんです。
直近で一時8円/ランドを割って、7.8円台にも突入したりしていたのが、12月中旬頃には8.5円/ランドまで上昇しました。
7.8円/ランド⇒8.5円/ランドって約9%の上昇です。
これ米ドルに例えるなら
100円/ドル⇒109円/ドル
くらいの激しい値動きです。
そこで、私思ったんです。
「絶対反動で下がるから売りで入っておこうと」
と。
つまり、売りで入っているので、ランドが下がればウハウハ、ランドが上がれば損になるという状況です。
ここから地獄でした。
ロスカットが執行される瞬間「9.2円/ランド」
地獄の行きつく先は、
9.235円/ランド
でした。
7.8円/ランド⇒9.235円/ランドは約18%の上昇率。
くどいようですが、米ドル換算で、
100円/ドル⇒118円/ドル
くらいの非常に激しい動きです。
最終的には、この値動きについていけず、ロスカットを執行されてしました。
8.5円のときに売りで入り、それから最終的に9.2円になるまで、何度も売りを足していきました。
もちろん売りで入っているので、ランドが上昇する度にマイナスになっていきますが、ポジションの平均値を高いところで保持するため、そして、必ず下がるだろうという根拠のない確信から、ランドが上昇するたびに売り足したんです。
マイナス額はどんどん増えるのに、損切せず、逆にどんどん売り足していく、今冷静に考えると異常なんですが、熱くなってどんどん感覚も麻痺していた気がします。
パチンコに大負けしても、また負けに行く。勝っている時の快感が忘れられず・・・ギャンブル依存のように。
ロスカットは最後の砦
FXをやる人間にとって絶対に避けたいのがロスカットです。
強制退場・・・
もちろんこれから陸マイラーとして、FX案件を少しでもしようと思っている方は、このロスカットということについては、必ず知っておく必要があります↓↓
実際のロスカットまでの流れ
GMOクリック証券365での流れです。
証拠金維持率が100%未満になると
ポジションを保有していると、 口座管理の画面に証拠金維持率が表示されます。
以下は実際の画面です。
この時点で、建玉損益は-25万9500、スワップ損が-9172円です。
合計で約27万円のマイナス。
恐ろしいですね。
そして、この追証発生中という赤字が非常に生々しく怖いですね。
追加で預け入れる証拠金だから「追加証拠金」、略して、「追証」です。
その証拠金維持率が100%未満になると、GMOクリック証券から以下のような恐怖メールが来ます。(一部抜粋)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【GMOクリック証券】くりっく365取引
追加証拠金発生のお知らせ
─────────────────────
12月26日ニューヨーククローズ時点において証拠金維持率が100%を下回りました。
つきましては、下記入金期日までに、くりっく365取引口座へご入金・お振替、または全建玉の決済をお願いいたします。
■入金期日
12月28日 午前3:00まで
■追加証拠金額
32,992円
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
つまり、「証拠金維持率が100%を切ったので、上記日時までに追加証拠金を入金しないと強制決済しますよ。」というメールです。
ただし、これはまだロスカットのメールではありせん。
GMOクリック証券365の場合、ロスカットされるのは証拠金維持率が50%未満になった場合です。
このメールは、いわゆるマージンコールと言われるものです。
ロスカットとマージンコールはどう違うか??
では、「ロスカット」と「マージンコール」は何が違うのでしょうか??
その違いは、システムが発動するタイミングです。
F X 業 者 |
マージンコール発動 (証拠金維持率) |
ロスカット発動 |
---|
GMOクリック 証券365 |
100%未満 | 50%未満 |
---|
つまり、マージンコールは、「ロスカットの一歩手間」であることを知らせてくれるシステムで、マージンコールは注意の「イエローカード」、ロスカットは一発退場の「レッドカード」という意味合いになります。
※さらに深入りすると、マージンコールには、マージンコール発動時に「追加証拠金を必須とするFX業者」と「追加証拠金を必須としないFX業者」があります。
追加証拠金を必須としないFX業者では、マージンコールではなく、「アラートメール」という名称が用いられていることが多いです。
上記メールをご覧いただくとわかりますが、GMOクリック証券365は、前者の追加証拠金を必要とするFX業者です。この場合は、マージンコールで求められている猶予期間内に追加証拠金を入金しないと、資産が、ロスカットになる証拠金維持率50%未満に至らなくても、強制決済となります。
証拠金維持率が50%未満になると
はい、普通にロスカットされます。
以下、ロスカット時のメール(一部抜粋)です。
───────────────────────
【GMOクリック証券】くりっく365取引
自動ロスカット執行のお知らせ
───────────────────────
証拠金維持率が50%を下回りました。
全注文を取り消し、全建玉を強制決済させていただきます。
詳細は、PC会員ページ【365FX】-【注文・約定一覧】にてご確認ください。
日時:12月28日 午前12:25
───────────────────────
短文ながら、その破壊力、威圧力は圧倒的です。
ちなみに、なぜマージンコールで強制決済されずに、ロスカットされるまでに至ったかは、マージンコールで求められている追証の期限前に、証拠金維持率が50%を切ったからです。つまり、マージンコールでの猶予期間内であっても、為替の急激な変化により証拠金維持率が50%を割れば、その時点で即強制決済(=ロスカット)されます。
ロスカットは資産を守ってくれる制度
散々、ロスカットを悪いように言っているように見えますが、本来ロスカットというのは、資産を守ってくれる大事なシステムです。
例えば、株式市場には、「ストップ高」「ストップ安」という値幅を制限する制度が存在します。
が、FXにはそれがありません。
つまり、利益も、損失も青天井です。
FXは最大で25倍のレバレッジをかけて取引できるわけです。
4万円の現金が口座にあれば、100万円分のドルを買えます。
その状況で、どんどんドルの価値が下がれば、最終的に、この4万円は一瞬にして0円になることもあり得ます。
しかし、このロスカットが発動すれば、証拠金維持率が50%の段階で強制的に決済してくれるのですから、その分資産が残ることになるのです。
これがロスカットは資産を守る最後の砦と呼ばれる所以です。
【公開】ロスカットで資産はいくらに??
単刀直入に言いましょう!!
ずばり約37万円の損失です。
そして、ロスカット後の口座管理画面がこちら↓↓
既に載せているマージンコール時の画面を見比べてもらえればわかりますが、50万円入金していて残高は、13万1328円です。
つまり、50万-約13万=マイナス約37万円です。
これは悶絶です。
パチスロを打っていた時でも、今まで一日の負けの最高額は20万円くらいでしたから。
【総括】FXで負けた金は陸マイラーで取り戻す!
ここまでつらつら書きましたが、最高にバカだと自分で思います。
FXを舐めていたし、うまくいっていた陸マイラー生活で調子乗っていたんだなと。
37万円の勉強代は高くつきましたが、この経験を糧として、2018年の陸マイラー生活を今年以上に充実させることを決意しました。
陸マイラーになる前は、
ギャンブルで負けた金はギャンブルで取り返す!!
これで散々痛い目に遭ってきました。
しかし、陸マイラーを始めてからは、ギャンブルとは程遠い生活を1年間も継続しています。
そして、今の自分なら、こう言えます。
ギャンブルで負けた金は陸マイラーで返す!!
と。
目標はこの1年(2018)です。
定期的に報告します。
この記事が2017年を締めくくる記事になりそうです。
今後ともよろしくお願いします。
陸マイラーに興味を持たれた方は、早速こちらの記事をどうぞ↓↓
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